見てないようで見ている
日曜、すっかり暗くなってからスーパーに買い物に行った。
家族のある人たちは昼や夕方の早い時間にもう買い物を済ませたようで、店内にいる客層は独特。
知り合いに会う確率は時間がずれたりで普段は滅多にないのだけれどもこの日に限って結構同期の人とか知り合いを見た。
みんなから生活感を感じられるのが日曜日。
「明日のお弁当用にパン買って行っていい?」
やたら声の大きな女性がいるなぁと思ったら、別の研究室の元教務補助の人だった。
その人は毎日メイクをバッチリしてきていて顔のきれいだというのが入試業務(全学科の教務補助が一同に集まり仕事をするのです)での第一印象。結構不思議なキャラクターの人で気がつくと長机の下でロングコートを布団代わりにして寝ていたのがとても驚きだった。名前が思い出せない。
家族で買い物にきているようだった。(相変わらずメイクばっちり。)
彼女は一体誰だったけなぁと野菜見ながら考えていたら、値札のすきまからこちらに視線を感じるので見上げてみると、
選手だった。
店を出ようとしたところで、発見したらしい。買い物袋をみたら、やっぱりニラ(ニラを食べると健康になると信じ込んでいる)を買い込んでいた。