1週間①


11日(金)
事務室で来年度に向けて仕事をしていた。揺れに気づいたのは妖精。席の後ろの事務用の書架がグニャグニャ揺れていた。揺れが大きく、長引くので出入口の確認して座布団かぶって出ようとしたが、建物の外壁工事のために組んでいた足場がもの凄い音を立てて揺れていた。引き返して建物の中で揺れが収まるのを待った。
揺れが収まってから屋外で待機するよう指示が出て、防寒着だけもって外に出た。(このとき荷物全部持って行くくらい先のことを考えて行動すればよかったと反省)
もうこの時点で携帯電話がつながらなくなっていた。千葉の実家のことが心配だったが、まぁど田舎だし、日常生活がほぼ自給自足だから大丈夫だろうと信じることにした。仙台出身のバイトの人、極度の緊張状態で全く話をしていないスタッフが心配だった。
幸いなことに徒歩で帰宅できる職場だったので、帰宅の許しが出るとすぐに帰宅して部屋の状況を確認、日用品を買いに外出。まだお店には商品が並んでいた。どれだけ買えばいいのか分からず、不安になったが店内はいつも通りの雰囲気だったので必要最低限のものだけ購入。目の前のガソリンスタンドには列が出来はじめていたが、今報道されるような列にはまだなっていなかった。もう少し様子をみることに。
帰宅困難になっている職場のスタッフに食べ物と飲み物を差し入れようか思ったが、まだ待機している他の人達に嫌な思いをさせるのではないのか、悩んだ挙げ句やめた。備蓄食料があるはずだし、職場の対応に任せた。
twitterで友人や知人の状況を確認して安心した。ロンドンのオリーブおじさんもすぐに連絡をくれてSkypeで話しをした。中国人のクラスメイトが心配してくれたそう。
テレビをつけたとたんに怖くなり、眠れず。明け方明るくなってからようやく寝た。



12日(土)
(ふりかえってみると、この日が一番気持ち的に辛かった)
実家に連絡が着き、無事を確認。電話が不通とのこと。父の携帯に連絡。
出勤。報告用に落ちた本を撮影したり、整理したり。年度末にやっておかなくては行けない仕事があるものの、全く仕事どころじゃない心境。私が帰宅後、残ったスタッフのその後の話を聞き、連絡の取れていない人に連絡入れたり。
仕事が終わったら、某スタッフと3人で食事をする予定をキャンセルした。とても楽しみにしていたので悔しくてしょうがない。
この日もスーパー、ホームセンターに行くもすでに買い占めがはじまっており、目の色を変えて商品を買いにくる人達。「今買わないと、次来たときはないかもしれない」という不安にかられる。気持ちがわー舞い上がって(表現が違うかも)しまい、まずいと思い何も買わずすぐ店内から出た。
実家に戻ったほうがいいのかもしれないとも考えたが、一度戻ればガソリン不足などで実家から出られなくなる可能性があるため、やめる。今帰るのは仕事を放棄するのと一緒。



13日(日)
15日までの確定申告の準備。
段々不安になってきて、着の身着のままふらっと電車に乗って繁華街へ。本屋で気になっていた本を購入。

くすぶれ!モテない系 (文春文庫)


町は人がうじゃうじゃ。
スーパーなどで売り切れをしている光景を見て、「買い出し列車」とか「オイルショック」とかいう歴史的な出来事、言葉をぼんやり思い出す。
深刻な気持ちになるのでtwitterでどうしようもないことばかりつぶやき始める。
夜、翌日の計画停電の準備。お湯と氷を沢山つくり、ご飯を沢山炊いた。